カニハサミイソギンチャク

Bunodeopsis prehensa (Möbius)




 小さなキンチャクガニの両方のハサミに挟まれている体の直径が2mm以下のイソギンチャクです。熱帯サンゴ礁性のキンチャクガニは、必ずこのイソギンチャクを持っていること、特徴的な甲らの模様によって、見ればすぐにこの種だと分かります。カニは敵が近づくと、イソギンチャクの付いたハサミを敵に向かって振り回します。イソギンチャクの刺胞の毒が敵から身を守るのに有効だということを知っているからです。

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