スナイソギンチャク

Dofleinia armata Wassilieff



 砂に埋まった小石などに足盤を付けて、砂上に48本の太い触手を広げています。広げた触手の直径は15〜20cmになります。触手の表面に見える斑点は刺胞と呼ばれる毒液の入ったマイクロカプセルで、スナイソギンチャクの触手の刺胞は非常に細長く、強力で、人間の皮膚に毒を打ち込むことができます。従って人間側から見ると、このイソギンチャクは刺す種だということになります。非常に豊富な色彩変異をもち、非常に華麗な種です。ピンクの個体などはとても自然のものとは思えないほど美しく、おそらく世界で最もきれいなイソギンチャクといえるでしょう。これらの色彩は遺伝的に決定されているようです。

戻る