神倉神社 |
主祭神は天照大神・高倉下命。 熊野速玉大社の元宮で、権現山の南側のおよそ100mの高さの断崖絶壁にあります。 ここは「古事記」・「日本書紀」では神武天皇が東征の時に登った「天磐盾(あまのいわたて)」といわれ、「ゴトビキ岩」と呼ばれる神が鎮座する磐座(いわくら)があります。 古代から霊域として、また修験者の行場として栄えてきました。 |
新宮市指定の有形民俗文化財
手水鉢 |
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新宮市指定の有形民俗文化財
手水船 |
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和歌山県指定の無形民俗文化財
御燈祭(熊野御燈祭) |
毎年2月6日に行われる祭です。 熊野地方を訪れた神武天皇を松明の火で迎えたことが起源とされ、およそ1400年も前から続くといわれています。 日暮れとともに白装束に荒縄をしめた上り子(のぼりこ)と呼ばれる男たちおよそ2000人がゴトビキ岩の周辺に集まり、ご神火からそれぞれの松明に火が灯されます。 そして午後8時に閉ざされていた山門が開かれると、上り子たちは歓声を上げながら勢いよく飛び出し、538段の急な石段を先を争うように駆け降ります。 その豪快な様子は、「御燈祭は男の祭り 山は火の滝 下り竜」と民謡にも詠われています。 お灯祭の動画(MPG 00m20s) |
権現山(新宮市)