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2010年9月17日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
熊野川町史 史料編2について(明治22年~昭和50年)

第一編 近代史料

「県庁郡役所申稟原稿等」
「東牟婁吏員会 他」が、非常に貴重な史料である。

明治22年の「町村制」実施により成立 した
【九重村(旧九重・四瀧・宮井・相須の4村で構成)】と【玉置口村(旧玉置口・嶋津の2村で構成)】の2村が『全部事務組合』を結成、組合役場が村行政を行った。
この九重村玉置口村組合の長(組合村長)が、郡長や県知事に提出 した 報告書・回答書・請願書・陳情書等の原稿ないしは写しを綴じたものが
「県庁郡役所申稟原稿等」である。
「東牟婁吏員会 他」は、大正4年から12年までの史料で、郡長が町村長を召集して、訓示・指示・協議・注意等の形で地方行政の徹底と国策の遂行を図ったものである。

日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦や米騒動・恐慌などの「非常時」における国家の政策が地方行政にまで反映していたことが窺われる

第二編 現代史料

町行政での「合併委員会書類」が注目される。
昭和31年の全国的な町村合併促進の中で、5か村による熊野川町成立の経緯が詳細に記録されている。
また、第一編の時代までは繁栄を極めた旧九重村内の炭鉱が、戦後の再建への必死の努力がありながら、エネルギー革命により閉山の憂き目を見るに至った経緯も詳しく知ることができる。

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