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2020年11月9日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
地籍調査とは?
地籍調査とは、一筆ごとの土地について、その所有者、地番および地目の調査と境界および地積の測量を行い、その結果を地図と簿冊に作成するものです。

 現代でも登記所に備えている地図の約半分は、明治時代の地租改正によって作られた地図(公図)をもとにしたもので、土地の境界が不明確であったり、測量も不正確であったりする場合もあるのが実態です。
 地籍調査により作成した「地籍簿」と「地籍図」は、その写しが登記所に送られ、登記所で地籍簿をもとに登記簿を書き改めます。そして、地籍図を不動産登記法第14条の地図として備え付けます。
 地籍調査の成果によって不動産登記の精度が高まり、その後の【土地取引の円滑化】や【行政の効率化】に役立つことが期待できます。
※一筆とは、土地の所有権等を公示するために、人為的に分けた区画のことです。登記所では、一筆ごとに登記され土地取引の単位となっています。

地籍調査はこんなことの解決に役立ちます。

土地が分からない

  土地の正確な位置がよくわからなかったり、隣地との境界争いになったりすることがあります。
       ↓
  地籍調査をしていると、土地の境界をめぐるトラブルの発生を未然に防止することに役立ちます。

公共事業がなかなか進まない

  事業の計画決定や用地買収に時間がかかることがあります。
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  地籍調査をしていると、土地の境界確認作業が簡単にできるため、道路、下水道などの整備の円滑化に役立ちます。

復旧作業に時間がかかる

  万一の災害の後、土地の境界が分からないために復旧に時間がかかることがあります。
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  地籍調査をしていると境界の杭の位置は、地球上の座標値と結び付けられているため、万一の災害の後でも、迅速な復旧に役立ちます。

土地取引が円滑にできない

  土地を売買する場合に、隣地との境界確認に時間がかかったり、登記簿との実測の面積が異なったりするなどトラブルの原因となることがあります。
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  地籍調査をしていると登記所の地図と土地の現状が一致し、土地の売買や分合筆などの円滑化に役立ちます。

地籍調査の進め方

住民への説明会  ⇒ 一筆地調査 ⇒  地籍測量 ⇒  成果の閲覧・確認
⇒ 
 
 
 
 
登記所への送付
調査に先立って住民への説明会を実施します。 一筆ごとの土地について、土地所有者等の立会いなどにより、所有者・地番・境界等の確認をします。 地球上の座標値と結び付けた一筆ごとの正確な測量を行います。 地籍簿と地籍図の案を閲覧にかけ、誤り等を訂正する機会を設けます。 登記所では、登記簿が書き改められ地籍図が備え付けられます。
        成果の利活用
地籍調査の成果を土地の売買、土地トラブルの防止、災害時の復旧、各種行政運営等に利活用します。
 

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管理課
説明:市営住宅の管理、用地取得、地籍調査、市有建築物の設計・工事監督など
住所:647-8555 和歌山県新宮市春日1番1号
TEL:0735-23-3354

担当者:用地対策係
Tel: 0735-23-3356