新宮市長の田岡実千年です。
新宮市は和歌山県の東南端に位置し、熊野川を隔てて三重県と接した山と海に囲まれたまちです。
現在の新宮市は、平成17年に新宮市と熊野川町が合併し誕生しました。
市内には熊野速玉大社、佐藤春夫記念館、徐福公園、新宮城跡、浮島の森などの名所旧跡があり、佐藤春夫、東くめ、中上健次、西村伊作など多くの著名人を輩出しています。
新宮市を中心とする熊野地方は古代より聖なる地として信仰を集め、中世の時代、熊野三山に至る道は「蟻の熊野詣」と言われたほど人々が列をなし、熊野信仰の盛んなところでした。
その当地方が、平成16年7月7日に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産登録されました。
先人たちが現在へと守り伝えてきた、かけがえのない遺産である豊穣な自然と悠久の歴史。それらを次世代へ確実に引き継いでいくことが、私たちの大きな責務であります。
また、当市は熊野地方の中核都市としてのにぎわいの創出と魅力あるまちづくりを進めています。
当市を訪れた方々に再び来たいと思っていただけるよう「おもてなしの心」でお迎えし、観光資源や文化・歴史、そこから生まれる癒やし、そして人という新宮の“宝”を大切に磨いていきます。
名所旧跡はもちろん、お燈まつりや御船まつりなどの伝統祭事とともに皆様をお待ちしております。