南海トラフ地震臨時情報とは
南海トラフでは、想定震源域の東側と西側で時間差で、大規模地震が発生した事例があります。
●1854年安政東海地震と安政南海地震 南海トラフの東側で地震が発生した約32時間後に、西側でも地震が発生
●1944年昭和東南海地震と昭和南海地震 南海トラフの東側で地震が発生した約2年後に、西側でも地震が発生
「南海トラフ地震に関連する情報」は、想定震源域内で大規模地震や地殻変動など異常な現象が観測され、南海トラフ地震の発生の可能性が通常と比べて高まったときに気象庁から発表される情報です。
この「南海トラフ地震に関連する情報」は、以下の2種類の情報名で発表します。
情 報 名 |
情 報 発 表 条 件 |
南海トラフ地震臨時情報 |
○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合 |
南海トラフ地震関連解説情報 |
○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)
※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります |
「南海トラフ地震臨時情報」は、情報名の後にキーワードを付記して「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」等の形で発表します。