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2025年6月16日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
最近増加している消費者トラブル

和歌山県において、警察を名乗る電話に関する相談・被害が増加しています。
消費者を信用させ、個人情報を聞き出したり、捜査の一環として金銭を振り込ませる手口です。
電話の下4桁が「0110」でも、所属や担当者名等を聞いて一旦電話を切るなど、簡単に信用せず個人情報を伝えないでください。

また、便利なツールであるインターネットは、悪質商法の勧誘手口やフィッシング詐欺による個人情報の不正使用に悪用されるケースもあります。

SNSに表示される広告から買い物をして、知らない間に定期購入になっていたという事例や、SNSで知り合った人物から持ち掛けられて投資詐欺の被害に遭うなど、その手口は多岐に渡ります。
インターネットを利用する際は、サイトの注意事項や支払い方法などを必ず確認、また知らない人物からの勧誘には乗らずに専用ダイヤルへ相談するなど、十分に気をつけましょう。

①警察を名乗る電話に注意!

警察を名乗る電話があり、「あなたの銀行口座が資金洗浄に使われている。既に逮捕した犯人があなたと共謀していると言っているが、LINEのビデオ通話なら出頭せずに済む」と言われ、ビデオ通話で警察手帳を見せられた。
相手の指示に従い、住所や銀行口座等を伝え、運転免許証を提示。
その後、捜査の一環として金銭を振り込むよう言われて支払ってしまったという被害が増加しています。

電話番号の下4桁が「0110」だったり、警察手帳を見せることで信用させ、金銭を振り込ませる手口です。
警察がLINEのメッセージやビデオ通話で連絡をとることはありません。
必ず相手の所属と担当者名等を聞き、一旦電話を切って警察署の連絡先を確認しましょう。

②遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる?!

遠隔操作アプリとは、自分のスマートフォンやパソコンに遠隔地の第三者が接続し、両者が画面を共有しながら操作を行うアプリのことです。

副業や投資の勧誘では、支払いのために借金をさせられる場合があり、最近では、遠隔操作アプリを悪用して借金をさせるケースが目立っています。

簡単に稼げるような、おいしい話はありません。
「簡単に稼げる」「すぐにもうかる」ことを強調する広告はうのみにせず、借金してまで契約しないようにしましょう。

③ショートメールからのフィッシング詐欺?!

実在する組織をかたるショートメッセージサービス(SMS)やメールを信用し、文面に記載されているURLにアクセスすると、
IDやパスワード、暗証番号、クレジットカード番号等の個人情報を詐取される被害が発生しています。

フィッシングサイトに個人の情報を入力してしまうと、クレジットカードや個人情報を不正利用されるおそれがあります。
絶対に入力してはいけません。

もし情報を入力してしまったら、同じIDやパスワード等を使っているサービスのものはすぐに変更し、クレジットカード会社や金融機関に連絡しましょう。

IDやパスワードの使いまわしを避けることで、被害の拡大を防ぐことができます。

④子どもでも簡単に支払えるネット通販

小学生の娘が、親の同意なしでいつの間にかスマホからネット通販を利用していた…という事例が発生しています。
また、子どもがネット通販で買い物したことを保護者が知らずに、請求書が届いてから発覚したケースも見られます。

一度の買い物は少額でも、何度も購入しているうちに高額となってしまい、代金を支払えなくなってしまうことも。

決済サービスによっては、電話番号などの簡単な情報だけで利用できるため、クレジットカードが持てない未成年でも利用できてしまいます。

ネット通販を利用する際は、契約時・解約時の条件や契約内容をよく確認することも大切です。
家族でよく話し合って、ルールを決めておきましょう。

未成年者取り消しができる場合もありますので、困った時は消費者ホットライン188(イヤヤ)へダイヤルを。

その他にも様々なトラブルが報告されています

■SNSを通じて知り合った友人から「良い投資を教える」と言われ、銀行口座に現金を振り込み、暗号資産を指定されたアドレスへ送金した。
        ↓
 繰り返し高額な投資資金を要求したり、投資専用のアプリをダウンロードさせてアプリ上は利益が出ているように見せかけるなどの手口があります。
 知らない人物からの「投資を教える」といった勧誘は詐欺の可能性が高く、面識のない相手との高額な投資資金のやりとりはしないよう注意しましょう。

■SNSを見ていると、ブランドのロゴを使用した商品が安く販売されている広告が出てきた。
 お買い得だと思い購入したところ、いつになっても商品が届かず、そのうち事業者と連絡が取れなくなった。
        ↓
 SNSの広告に見慣れたブランドのロゴが使用されているからといって安易に信用せず、不自然な日本語が使われていないか、
 特定商取引法上の表記が見慣れない海外のサイトになっていないかなど、おかしな点がないか確認し、少しでも不安を感じたら購入はやめましょう。

■SNSのあるサイトで有名人が、“必ず儲かる投資の方法”と宣伝している広告を見つけた。
 お小遣いを稼ぐ程度にやってみようと申し込んでみたが、通話アプリでセミナーを紹介され、高額な情報商材を購入するよう言われた。
        ↓
  芸能人や著名人がSNSでお金儲けのノウハウを伝授する事はありません。
  おかしなサイトを見つけたら、安易に個人情報は入力しないでください。

■SNSで『1回きりお試し980円』の化粧品の広告が出たので、注文してみた。
 数日後に届いたものを試してみたが、肌に合わないので使わずに料金だけ支払いそのまま置いていたところ、
 1週間後に同じ化粧品が3つも入ったものが届いた。
 1回きりのはずなのに、請求書を見ると「定期購入 12,800円」と書かれている。
 定期購入と知っていたら買わなかったのに…
        ↓
 広告から入ったサイトには、“お試し”や“定期しばりなし”と書かれていても、商品注文画面をスクロールしてよく見ると、
 『2回目のお届けの中止には発送の〇日前までにカスタマーセンターに電話してください』
 『2回目で定期購入をやめる場合は、初回限定価格との差額15,000円を支払ってください』
 などの注意事項が書かれている場合があります。
 また、最初から『3カ月コース』にチェックが入っていたというケースもあります。
 初めて購入するサイトなどは、必ず注意事項や特定商取引に関する項目を確認し、必要に応じて注文画面のスクリーンショットを保存しておいた
 り、受注完了メールなどは消さずに保管しておきましょう。

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※インターネット通販やテレビショッピングなどの通信販売には、法律上のクーリング・オフ制度はありません。
 返品の可否や条件についての特約があれば、それに従うことになります。
 「1回しか購入していないから」と自身の判断で2回目以降の商品を返送したり受取拒否したりしても、それだけでは解約にはなりません。
 通信販売で購入する際は、返品できるかどうかや、返品が可能な場合の条件などを、事前に確認しておきましょう。
 (誤認するような表示があった場合などは、申し込みを取り消せる場合があります。)

万が一トラブルに巻き込まれたら…

商品購入などに関する消費者トラブルにあった場合は、新宮東牟婁消費生活相談窓口(新宮市商工観光課内)まで相談してください。

【電話番号】
 ①188(イヤヤ)
  自動アナウンスの後、お住まいの地区の郵便番号を入力してください。
  ※日によっては、他の消費者センターにつながる場合があります。

 ②0735-29-7176(直通)
  月曜~金曜・午前8時30分~午後4時
  (土日祝日は①へおかけください。)


特殊詐欺などについては、和歌山県警の専用ダイヤルでも24時間相談を受け付けています。

【電話番号】
 0120-508-878(これはわなや)

掲載内容に関するお問い合わせはこちら
商工観光課
説明:企業立地、商工業の振興、観光事業の推進、新宮港の整備・運営など
住所:647-8555 和歌山県新宮市春日1番1号
TEL:0735-23-3357