~背景~
沿線人口の減少・少子高齢化、道路整備の進展など、ローカル線を取り巻く環境は大きく変化しており、令和4年にJR西日本が輸送密度2,000人/日未満の区間として、紀勢本線新宮白浜区間の収支状況等を公表しました。同区間の輸送密度は1,085人/日(令和元年度)平均収支率は19%(平成29年度~令和元年度)と、コロナ禍前においても厳しい利用状況となっています。
さらに、将来的にも更なる厳しい状況が見込まれる中、路線の維持に向けて、沿線市町村・和歌山県・JR西日本が課題を共有し、地域全体の維持特性やニーズを踏まえた、沿線地域や駅周辺の活性化、利用促進等を行うための協議の場として令和4年9月22日に紀勢本線活性化協議会「新宮白浜区間部会」を設置しました。