明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、健やかなる新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は、市政各般にわたり市民の皆様より、ご理解・ご協力を賜りましたこと心から御礼申し上げます。
昨年は、お子さんが生まれた家庭に対し、おむつ等の無償配布と家庭訪問による育児相談等の子育て世帯の支援や、全国のコンビニエンスストア等で住民票及び印鑑登録証明書を取得できる「コンビニ交付事業」を新たに開始し、市民生活に密着した施策に取り組みました。本年も、「市政は市民のためにあり」を念頭に、誠心誠意取り組んでまいります。
まず、防災対策として、確実に情報をお届けする「防災行政無線戸別受信機の配布」を昨年に引き続き進めるとともに、南海トラフ大地震や集中豪雨・台風等の災害から市民の大切な生命や財産を守ることを最優先に考え、「一人の犠牲者も出さない」防災対策に努めてまいります。
次に、「子育てするなら新宮市」をスローガンに少子化対策を強化しているところですが、本年は、家事育児等に不安を抱える子育て世帯への訪問支援事業、子ども医療費無償化制度を高校卒業まで拡充するなど、若い世代が子育ての将来展望を描けるよう取り組んでまいります。
また、交通手段の無い方の環境整備を図るため、自家用車等を利用できない高齢者や運転免許を返納された方を対象にタクシー利用助成券を配布し、安心安全で暮らしやすいまちづくりを進めてまいります。
そして、市民の皆様からご好評いただいております「常設エコ広場」ですが、本年3月頃より三輪崎支所において2か所目を開設し、更なる利便性向上を図ります。
本年は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録20周年となります。改めて、魅力ある文化がつなぐにぎわいのあるまちとして、国内外からの誘客や交流人口の増加に取り組んでまいります。更に、秋には念願でありました熊野川河口大橋を含む新宮・紀宝道路が完成する予定です。これを機に、文化交流やにぎわい創出に全力で取り組んでまいります。
本年におきましても、「市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくり」に渾身の力を込め、市民の誰もが夢と希望をもち「このまちに住んでよかった」「住み続けたい」と思っていただける魅力あるまちづくりを展開してまいる所存であります。
皆様方の一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和6年 元旦
新宮市長 田岡 実千年