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2025年9月12日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
中上健次コーナー便り

中上健次コーナー便り

■企画展示のお知らせ

「中上健次と音楽―ジャズ&ロックー」
展示期間:令和7年7月3日(木)~12月2日(火)(最終日は午後5時まで)
※休館日は図書館カレンダーからご確認ください。

中上健次は、18才で上京してから5年間新宿のジャズ喫茶店に通いつめていました。
その日々があったから小説家になったともエッセイに書いてます。(「青春の新宿」『路上のジャズ』2016年)
その後働きながら小説を書きつづけ、ジャズのアーティストやレコードについてのエッセイも雑誌に発表していきます。
また、新宮でも地元の若者たちと「新宮ジャズクラブ」「ロック連盟」などの音楽に関する活動を展開し、ジャズの山下洋輔やロックの矢沢永吉のコンサートを開きました。
今回は、健次のエッセイを中心に、そこで語られている言葉を紹介し、新宿での5年間の生活や新宮での活動の資料、所蔵していたレコードの数々を展示します。

■ミニ企画展示
2025熊野大学夏期セミナー関連企画「中上健次と三島由紀夫」 
展示期間:令和7年7月3日(木)~12月2日(火)(最終日は午後5時まで)

熊野大学「中上健次×三島由紀夫」開催にあわせて、中上の三島についての講演録、中上が所蔵していた三島の本(34冊)や、
今回の講師、島田雅彦氏の本、熊野大学の前に来館された際にいただいたサインを展示しています。

■ミニ企画展示
「中上作品の中の御船祭」
展示期間:令和7年9月4日(木)~11月4日(火)(最終日は午後5時まで)

毎年、10月15・16日に行われる熊野速玉大祭(御船祭)は、熊野川の御船島にご神体が渡るとされる神事で、
神馬渡御式や早船競漕も行われる新宮の秋の風物詩です。
中上健次といえば2月に行われる「御燈祭」のイメージがありますが、『鳳仙花』『紀伊物語』『熊野集』『重力の都』『鰐の聖域』の中には、
「御船祭」(中上は「御舟祭」と表記)の場面も描かれています。
中上が描いた祭りの世界を紹介します。

■中上健次のステレオを常設展示しています
令和6年9月、中上かすみ様(中上健次夫人)から、中上健次が愛用していたステレオとレコード88枚を御寄贈いただきました。
新宮市内の楽器店の協力で音が出る状態になりました。
ステレオは、中上健次コーナーに常設展示し、レコードは、那智勝浦町のマンションにあったもの106枚を含め、ジャケット(複製)を順次展示しています。

熊野誌

熊野地方に関する様々な事柄を掲載した雑誌(熊野地方史研究会発行)です。
 徐福公園、荒尾成文堂、新宮市立図書館で販売しています。通信販売をご希望の方は、下記のサイトよりご注文ください。
       ※新宮市立図書館より郵送可能です。
        ➨ 熊野誌オンライン注文

■熊野誌50号記念別冊

「特集 中上健次・現代小説の方法」
熊野地方史研究会・新宮市立図書館・中上健次資料収集委員会発行
1984年、東京堂書店神田本店文化サロンで行われた、中上健次4回連続講座「現代小説の方法」を第1回目~第4回まですべて収録。

誌代 ¥1,000 (税込・送料別)

熊野誌50号記念別冊

■熊野誌59号

「中上健次没後二十年記念特集号」
熊野地方史研究会・新宮市立図書館発行
中上健次が地元紙から受けたインタビューや座談会など7編、
全集、単行本などに未収録のものを掲載。

誌代 ¥1,600 (税込・送料別)

熊野誌59号
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図書館
説明:市立図書館のこと
住所:647-0011 和歌山県新宮市下本町二丁目2番1号
TEL:0735-22-2284